イギリスの行政区分

イギリスの行政区分:日本の県に相当する区分とは?

イギリスの行政区分:日本の県に相当する区分とは?

イギリス(United Kingdom)には、日本のような「県」の区分がなく、独自の行政システムが存在します。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドでは、それぞれ異なる行政区分があり、最小単位ではdistrict(ディストリクト)という区分が用いられます。

1. イギリスの基本的な構成

イギリスは、以下の4つの国(Countries)で構成されています。

  • イングランド(England)
  • スコットランド(Scotland)
  • ウェールズ(Wales)
  • 北アイルランド(Northern Ireland)

これらは「1つの国」というよりも、4つの国が集まった「連合王国」であり、それぞれ独自の自治権を持っています。

2. イギリスの行政区分の仕組み

(1) イングランド(England)の行政区分

イングランドには統一された都道府県の概念はなく、以下のような異なる行政区分が存在します。

  • カウンティ(County, Shire County) … 歴史的な行政区分
  • メトロポリタン・カウンティ(Metropolitan County) … 大都市圏(例:グレーター・ロンドン)
  • ユニタリ・オーソリティ(Unitary Authority) … 独立した自治体(例:ブリストル)
  • ディストリクト(Districts) … 県に相当する最小単位

(2) スコットランド(Scotland)の行政区分

スコットランドでは1996年に32のカウンシル・エリア(Council Areas)に再編されました。

  • グラスゴー(Glasgow City Council)
  • エディンバラ(City of Edinburgh Council)
  • ハイランド(Highland Council)

(3) ウェールズ(Wales)の行政区分

ウェールズは22のユニタリ・オーソリティ(Unitary Authorities)に分かれています。

  • カーディフ(Cardiff)
  • スウォンジー(Swansea)
  • グウィネズ(Gwynedd)

(4) 北アイルランド(Northern Ireland)の行政区分

北アイルランドには11のディストリクト(Districts)があり、それぞれ地方自治体(Council)が設置されています。

  • ベルファスト(Belfast City Council)
  • デリー・ストラバン(Derry City and Strabane District Council)
  • リスバーン・カスルレー(Lisburn and Castlereagh City Council)

3. 日本の「県」とイギリスの「ディストリクト」の違い

項目 日本(都道府県) イギリス(ディストリクト)
47(都道府県) 296(イングランドのみ)
制度 全国統一の行政制度 国ごとに異なる制度
権限 県知事が統括 各ディストリクトごとに自治体

4. まとめ

  • イギリスは4つの国の集合体であり、それぞれ異なる行政制度を持つ。
  • 日本の「県」に相当する統一的な区分は存在しない
  • 最小単位ではディストリクト(District)やカウンシル・エリア(Council Area)が行政の中心。
  • 都市部ではBoroughs(自治区)Unitary Authority も存在。

イギリスの行政システムは、日本と比べるとかなり複雑ですが、理解すると地域ごとの自治の違いがよく分かります。

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次回は「ロンドンの自治区(Boroughs)とは?」について詳しく解説します!お楽しみに! 🚀

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